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ティア・リフレインに捧げる
第8章 下腹が淫らに湿り、愛撫をせかすように乳房を……

「これは魔物どもが魔王から拝領する下僕の証……偽勇者め! 我が国と姫に取り入り、如何様な邪悪な企てを為さんとしておった!」

「……」

 アレイオは弁解の言葉もなく、ただティアの傍らに立ち尽くすのみだった。

 肩で息をするその姿。

 言葉がないというより、口を開くこともできないほど疲労衰弱しきっているのだ。

「違う……違います! その玉は!」

「ティア様を保護せんか! そして謀反人を連行せよ!」

 代って弁護をしようとしたティアだったが、たちまちのうちに兵士たちによってアレイオから引き離されてしまった。

「アレイオ! アレイオッ!」

(ああっ……アレイオ! 私の……私だけの……)

 たったひとりの親衛隊長。

 ティアを守るためだけに存在する地上最強の勇者。

 アレイオは膝をつかされ、両手を後ろにして縄をかけられた。
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