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ティア・リフレインに捧げる
第9章 淫汁に滑る肉摩擦を意地汚く貪る高貴な膣襞は……
「アレイオは違います! 宰相殿は勘違いをされているのです!」
「ティア様、しかし奴がこの恐ろしい魔王の玉を身に着けていたことは事実ですぞ」
「それは……」
元々自分が魔物に埋められたもの、とは言えなかった。
どこにどのようにして埋められたのか、それを他人に説明することなど、淑女として育てられたティアには不可能なことだ。
納得のいくよう、玉の経緯をぼかして伝えられる自信もない。
まして相手はシヂである。
宰相として国政に励むシヂのことを認めてもおり、感謝すらしてはいたが、彼が時折、自分や侍女たちの体をいやらしい目つきで眺めていることにティアは気づいていた。
そんな相手に我が身の受けた辱めを説明するなど、汚らわしさにゾッとする。
王城内の宰相執務室でシヂと向かい合ったまま、ティアは言葉を失くした。