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ティア・リフレインに捧げる
第2章 引き裂かれた純白のドレスからのぞく柔肌は……
まず最初に感じたのは思いがけないその肉の温かさだった。そして、最初に目にしたときにも感じた逞しさ。それが今度は触感となって伝わってきた。
「どうだ……これが男のモノだ」
(男の……もの?)
「どうやら本当に初めてらしいな。クック……これは良い。光栄だぜ」
「そんなことはどうでもいいです。放しなさい! 私は触りたくなどありません!」
「オイオイ、放さないのはお前のほうだろうが」
「くっ……それは貴方が!」
「つれないこと言うなよ……男はな、こうされると気持ちがいいんだぜ……今のお前がそうなようにな。一緒に睦み合おうじゃねえか」
いつの間にか腕だけではなく、体のあちこちに取りついた操りの糸。背けていた顔が無理やり魔物の方へと向き直らされ、互いの鼻と鼻の頭が微かに触れ合う。
つ、と魔物がティアを抱き寄せ、その唇を優しく奪った。
「うっ……ふむうっ……ううっ」
(く……唇を……ぶ、無礼な! 私に口付けなど……)
「どうだ……これが男のモノだ」
(男の……もの?)
「どうやら本当に初めてらしいな。クック……これは良い。光栄だぜ」
「そんなことはどうでもいいです。放しなさい! 私は触りたくなどありません!」
「オイオイ、放さないのはお前のほうだろうが」
「くっ……それは貴方が!」
「つれないこと言うなよ……男はな、こうされると気持ちがいいんだぜ……今のお前がそうなようにな。一緒に睦み合おうじゃねえか」
いつの間にか腕だけではなく、体のあちこちに取りついた操りの糸。背けていた顔が無理やり魔物の方へと向き直らされ、互いの鼻と鼻の頭が微かに触れ合う。
つ、と魔物がティアを抱き寄せ、その唇を優しく奪った。
「うっ……ふむうっ……ううっ」
(く……唇を……ぶ、無礼な! 私に口付けなど……)