この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ティア・リフレインに捧げる
第10章 その腕の中で手折られるは一輪の花……

「クハハハハハ! そうじゃ! 我らの盟約は血よりも濃き穴兄弟! これからも儂に従えばこうして酒池肉林の宴を馳走してくれようぞ!」

 その手の中で真紅の禍玉が光を放つ。

《――望め》

「カカッ! 望みのものは手に入れたわ! 姫も! 盟主の座も!」

《……ならば死ね!》

「なんじゃっ……」

 内側から裂けるようにして、シヂの頭と胴の境目の肉が弾ける。

「……と?」

 信じられないという顔のまま、引き千切れたシヂの顔が地に落ちた。

 めりめりとその胴の中から真っ黒い影。服を脱ぎ捨てるようにシヂの肉から筋肉質の逞しい体が這い現れる。

 それは、深紅の瞳を持つ漆黒の男だった。

「お……お……な、なんだ……お前は!」

 あまりのことにに声もない諸侯。

 次の犠牲者はファレゴットだった。
/222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ