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ティア・リフレインに捧げる
第3章 胎内に埋められた淫欲の火照りは鎮まることなく……
そろそろと、ティアはスカートの下のショーツへと手を伸ばす。
オルフィーンから渡された着替えは、侍女たちが見繕ったティアの普段着のドレスだった。
「姫様?」
再びアレイオの心配そうな声がして、ティアは心臓が止まりそうになった。
「なっ……なんですか!」
思わず返事をしてしまう。
「いえ、お返事がなかったので心配して……」
「だ、大丈夫です。しばらく休みます」
「……畏まりました」
たったこれだけのやり取りで、手に汗が滲んでいた。
顔にも……頬に触れると汗の玉藻が指に滴となる。
(あのときと同じ……)
絡めとられた蜘蛛の巣から逃れようともがいたときのことが思い出された。囚われの身。絶望。
「あ……」
どうして、そんな苦しみの記憶だというのに、また体が疼き始めるのか?
ショーツの中に這い込むティアの指。
ちゅく……