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ティア・リフレインに捧げる
第3章 胎内に埋められた淫欲の火照りは鎮まることなく……

 オルフィーンのほうが自分よりアレイオとの付き合いが長い。

 それに親衛隊の隊長と部下という以前に、彼らには冒険の仲間だった絆がある。

 アレイオとは主従という以上の関係がない自分とは違う。

 そう、彼らはずっといっしょに旅をしてきたのだ。

 アレイオ、チャウリン、オルフィーン、魔王を滅ぼした三人の英雄。勇者アレイオ……魔法使いオルフィーン……。

 二人で過ごしたこともあったのだろうか。

(いやっ!)

 ティアはぶるぶると頭を振って、その想像を掻き消した。

 オルフィーンの馬の蹄の音が再び後ろへと遠ざかって来るのを待ち親衛隊長に声をかけた。

「アレイオ……」

「はい」

「私が……私があそこでどのような辱めを受けたかご存知ですか……?」
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