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ティア・リフレインに捧げる
第3章 胎内に埋められた淫欲の火照りは鎮まることなく……
※ ※ ※
「このくそたわけが!」
無事、王城まで送り届けられたティアはすぐに自室に連れて行かれた。
出迎えてくれた老宰相シヂは安堵の表情を浮かべて無事を喜んでくれたが、それは作り笑いで、傍らのアレイオに向けられた目の色は明らかに怒気を含んだ穏やかならぬものであった。
それが気になって、自室で休むように言う侍女を振り切り二人の姿を探して広間まで来たところで、ティアは怒り狂う宰相の声を耳にしたのだった。
「ティア様が戻ったから良いようなものの、貴様、この失態をどう言いつくろうつもりなのじゃ!」
「このくそたわけが!」
無事、王城まで送り届けられたティアはすぐに自室に連れて行かれた。
出迎えてくれた老宰相シヂは安堵の表情を浮かべて無事を喜んでくれたが、それは作り笑いで、傍らのアレイオに向けられた目の色は明らかに怒気を含んだ穏やかならぬものであった。
それが気になって、自室で休むように言う侍女を振り切り二人の姿を探して広間まで来たところで、ティアは怒り狂う宰相の声を耳にしたのだった。
「ティア様が戻ったから良いようなものの、貴様、この失態をどう言いつくろうつもりなのじゃ!」