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ティア・リフレインに捧げる
第3章 胎内に埋められた淫欲の火照りは鎮まることなく……
壮年などとうの昔に超えた年齢とはいえ、でっぷりと太った巨体のその体重は、勇者と呼ばれる男ですら、不安定な体勢では受け止めきれるものではなかった。
よろけたアレイオが床に手をつく。その姿に、ティアは思わず駆け寄っていた。
「こ、これは! ティア様!」
「宰相殿……どうかアレイオをお許し下さい! 私の命があったのは彼のおかげなのですから……」
「し、しかし……ですな」
「どうか……どうか、気をお鎮めになって。アレイオは立派に役目を果たしました」