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ティア・リフレインに捧げる
第5章 一斉に浴びせられる牡汁に、美姫は裸身をわななかせ……

 人が住まなくなった建物は駄目になるのも早いと言うが、魔物に棲みつかれた建物はそれ以上にすみやかに妖しい気配をまとうようになる。

 教会堂と思しき、ステンドグラスや燭台などの装飾に囲まれた空間には、以前は保たれていただろう荘厳さや静謐な面影は残っておらず、薄闇の奥に不気味な妖気を孕ませていた。

 かつては大勢の人々が並んで腰掛け説教をきいたであろう長椅子は赤い眼を輝かせた子鬼たちの止まり木とされてしまっている。

 背中に蝙蝠の翼を生やしたその邪鬼たちは、行儀などおかまいもせず、思い思いに寝そべったり、ぶら下がったり、あるいは近くにいる者同士で喧嘩をしていた。

 まるで無邪気な幼児のような振舞だったが、前方の演壇の上で行われているのは、どう見ても幼いとは言い難い無惨な行為であった。

「あっ……ウンッ……ふうっ……くっ……ああっ……」
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