この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
花びらを散らすのは やめて下さい
第3章 達也君のこと
達也君の横顔を伺い見ると、達也君は口を半開きにして写真の中の、鷲掴みにされた女の人のおっぱいを、食い入るように見つめていました。そして見つめながら、「すげぇデカパイ・・・」と、ため息交じりに言いました。
それから急に私の方を向き、「マユもいつか、こんなおっぱいになるんだぞ」とからかうように言いました。
私は達也君と間近で目が合った事がなんだか恥ずかしくて、「ならないもん」とすねたように言うと、両手で、まだまっ平らな自分の胸を隠して達也君に背を向けました。
すると達也君は「なるさ、ゆっさゆさのでっかいおっぱいになって、こんなふうに男にもみもみされるんだぞ」と、さらにふざけて言いながら、私の背中に、ぴったりと自分の体をくっつけてきました。
「マユはこんなにならないもん」
私が嫌がるふりをして、達也君の腕枕の中から逃れようとすると、達也君は
「大人になればみんなこんなふうになるんだぜ。マユはデカパイになって、俺はこんなデカチンになるんだ」
と笑って言って、それから急に声をひそめて、
「今だって、もうかなりデカくてカチカチになってるんだぞ」
と、耳元で囁きました。