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堕散る(おちる)
第24章 step24十八段目…春
ハルトの手が浴衣の襟首を持って、アタシの体を降りてくる。
浴衣を重ねるだけの事なのに、乳房を掠める手に、腰骨で押さえる指に、体が反応する。

「ここを押さえてて…」

腰骨に手を置いて浴衣を押さえる。

ハルトの顎が肩に乗り、くわえた帯が落とされる。
体の脇をハルトの腕がさっと通り、落ちる帯を捕まえた。

背中に触れたハルトの体が熱い。素早く帯が締められていった。

「うん、綺麗だ。」

肩を掴まれ、クルリと回される。
ハルトが頭から爪先まで視線を動かしているのに、
アタシは開かれたままの浴衣のハルトの中心に目がいってしまった。

雄々しくそそりたつソレに釘付けになっていたのだ。

「ルリ?」

カクンと膝を折り、ハルトの前に跪く。浴衣を潜り、ハルトの腰を捕まえる。

舌を伸ばしてソレに触れてみた。

「ルリ、欲しくなっちゃったの?」

ルリが見上げながら頷く。この妖艶な視線に堕ちない男はいないだろうな。

「いいよ。料理が来たら、ルリが先に出るんだよ。」

ルリはもう一度頷き、おもむろに舌を這わせてきた。

チュ…チュパ…チュク…

気持ちいい。手を伸ばして浴衣の上からそれを探る。
ぷくりと勃ち上がった実は、見つけてくれと言わんばかりに主張していた。
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