この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕散る(おちる)
第27章 step27 二十一段目…初夏
「色々と順を追ってお話しすべきでしたが、
俺の家庭環境がかなり変わっていまして、
いわゆるシングルマザーで、しかも母からの愛情も受けずに育ち、最後は売られて捨てられました。
だから、俺自身が結婚という形にこだわっていません。

ですから、結婚したいから娘さんをくださいと言うつもりはありません。
ただ、ずっとルリと一緒に居たいのです。

それを結婚にこだわるなら結婚するのももちろん構いません。」

母はおもむろに頭を抱えて、カップの珈琲を見つめていた。

しばらく沈黙が続き、目は珈琲を見つめたまま、

「では、今日の話は、そもそも就職の話でなく、ハルトさんと娘が一緒になるという話なのですか?」

言い終えてから顔を上げて、母はハルトを真っ直ぐ見た。

「どちらとも言えるというか、一緒に居たいから仕事も一緒に働きたいと…
申し遅れましたが、
仕事、いや会社というのは、、」

ハルトが内ポケットからカード入れのようなものを出し、そこからカードのような紙を出してテーブルに置き、母の前にスッと差し出した。

名刺というものだとわかった。

母がそれを受け取り眺める。
/1415ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ