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堕散る(おちる)
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
「あの…キッチンの中をもっと見てもいいですか?」
「ああ、構わない。」
キッチンは、小さなシンクとコンロ、それに比べて天井まである冷蔵庫が2つ。1つにはほとんどがワインやお酒で、水やジュースなどの飲み物が少し入っていた。
もう1つの冷蔵庫は、チーズやナッツ、ハム、ドライフルーツなどお酒のおつまみになるものばかりだった。
ワインは沢山の種類が入っていた。
「ワインお好きなんですね。」
「ああ、食後にふと飲みたくなった時に、人に頼まず飲めるようにしたんだよ。」
「すごいですね。おつまみの用意をワタシにさせていただけますか?」
「ああ、いいよ。」
でも、それ以上することがなく、またソファーに戻る。その時オーディオセットがあるのに気づいた。
CDやレコードが沢山並んでいたけど背表紙にはタイトルが書かれていなかった。
王様がワタシがオーディオセットを見ているのに気づいたのか、リモコンを操作する。
静かにクラッシックが流れ始めた。
広い窓があり、そこからお庭が一望できるはずなのだけど、カーテンが閉められていて見えず、王様にも声を掛けづらかった。
「ああ、構わない。」
キッチンは、小さなシンクとコンロ、それに比べて天井まである冷蔵庫が2つ。1つにはほとんどがワインやお酒で、水やジュースなどの飲み物が少し入っていた。
もう1つの冷蔵庫は、チーズやナッツ、ハム、ドライフルーツなどお酒のおつまみになるものばかりだった。
ワインは沢山の種類が入っていた。
「ワインお好きなんですね。」
「ああ、食後にふと飲みたくなった時に、人に頼まず飲めるようにしたんだよ。」
「すごいですね。おつまみの用意をワタシにさせていただけますか?」
「ああ、いいよ。」
でも、それ以上することがなく、またソファーに戻る。その時オーディオセットがあるのに気づいた。
CDやレコードが沢山並んでいたけど背表紙にはタイトルが書かれていなかった。
王様がワタシがオーディオセットを見ているのに気づいたのか、リモコンを操作する。
静かにクラッシックが流れ始めた。
広い窓があり、そこからお庭が一望できるはずなのだけど、カーテンが閉められていて見えず、王様にも声を掛けづらかった。