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第31章 step31 二十五段目…Ｂ１階 初仕事

恥ずかしいけど、欲しい。そんな欲望が溢れ、布の中でワタシは蜜を溢れさせる。

｢ああっ…凄く…気持ちいいよ…｣

王様が艶めいた声で言う。

それは、背中を洗うワタシのせいではないとわかるのに、いやらしく視線を絡ませながら頷くしかないのだ。

王様は散々自らを弄ぶが、あくまでもワタシが王様の背中を洗うペースに合わせていて、欲を解放するつもりはないようだ。

愉悦に満ちた艶かしい表情と吐息にワタシが参ってしまいそうだった。

｢ありがとう、もういいよ。｣

出された王様の手にスポンジを返す。

立ち上がる間もなく王様がシャワーをひねった。

きゃあ…

｢濡れたついでに俺からのお願い、一緒に湯船に入ろう？｣

｢い、いいですよ。｣

２階のお風呂も一緒に入ったし、さして抵抗はない…と思っていた。

王様が先に湯船に浸かる。部屋のバスタブは円でジャグジーがついていて、一般的なものよりは大きい。

手招きされて足を湯の中に入れた。
王様が足を広げて入っている間に向かい合わせになるように座った。

｢足を伸ばしてゆったり浸かりなよ。｣