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第31章 step31 二十五段目…Ｂ１階 初仕事

ジャグジー用に縁は外側に広がっていて、斜めにもたれかかるように座り、足を伸ばした。
服の裾を結んだまま浸かってしまい、太ももがかなり見えてしまっているのが気になっていた。

そして、王様の足の間に足を伸ばすことにもすごく意識していた。

２階のお風呂用に着た服より薄手で透けているようにも思った。

そしてこんなに間近で対面すると恥ずかしいのに反して、思い出すのはハルトの胸に背中を預けて入ったことだった。

王様はすぐ触れられる位置にいるけど触れることはなく、また艶かしい表情で見つめてくる。

体が熱くなり、のぼせてしまいそうだった。

｢ここの生活には慣れてきたか？｣

｢はい…｣

｢なら、良かった。｣

王様が他愛もない話をするけど、ワタシは爪先のすぐ先にある王様のモノが、まだ天を仰いだまま維持されているのが気になって仕方ない。

どうしていやらしい気持ちになって、そのことばかり考えてしまうのだろう。

仕組まれたこととは知らずに悩んでいた。

｢先にあがるから、気兼ねなく浸かって、着替えてきなさい。新しい服を出しておくから。｣

｢はい、ありがとうございます。｣