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第31章 step31 二十五段目…Ｂ１階 初仕事

ん…王様のおまじないって何だったのだろう。
いつの間にか眠りについて熟睡できた。

そういえばハルトは最初のころ、あまり熟睡できないって言ってたっけ。
でもワタシといるとすぐに寝て…

王様の腕枕で目覚めても、思うのはハルトのことだった。
王様には申し訳ないけれど…

でも王様はワタシが離れてしまっていても抱き着いたり手繰り寄せたりしない。
それによく寝ていた。


王様はシルクのシーツを肌掛けにしているけど、お腹の辺りにだけ掛けていた。

そして、その下にはすでにお腹に着きそうなほど反り返ってるモノがあった。

王様が寝ているのをいいことに、間近にあるソレを見ていた。

常に裸で過ごす王様のソレが色んな状態になっているのを当たり前に目にする。
自分に無い持ち物のせいか、自在に形を変えるソレが不思議で、別の生き物のように思えた。

ハルトもよく裸で過ごしていたけど、体の関係があってからだからか、見ていると何かコトが起きそうで、見ないで普通に振る舞っていることが多かった。

ああ、またハルトのことを考えてしまった。

ｺﾝｺﾝ…

小さくノックがあり、扉が開いた。
また、昨日と同じだ。