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堕散る(おちる)
第11章 step11五段目…視覚(4)
「あ、アタシ…」
「知らない人達にイクの見られて気絶してたよ。」
「あっ」
「今から行く店、未成年入れないから、大人のふりしてね〜」
車を出てルリをエスコートする。
店?未成年?
目の前の大きな建物には窓がなく看板もない、美術館のような建物。
アタシはハルトの服を掴む、ハルトが腕を出してくれたので、掴まる。
重厚な扉、黒いカーテンの中に入ると受付がある。黒服の男がカウンターから出てきた。
『あっ…オー』
ガツッ、ハルトが男を小突いた。
『オー、お客様、ようこそお越し下さいました。』
何だか慌てているようだ。
ハルトがカードで支払いをしている内に男に何か手渡される。
額から鼻までの仮面、お面を半分に割ったような…
映画で中世の貴族がこんな仮面をつけ舞踏会をしているのを見たことがある。
仮面を手に取り、眺めていると、既に仮面を着けたハルトがアタシに仮面を着けてくれた。
何が始まるのか、不安になる。
ハルトの腕に掴まり、付いていく、足元に点々とつく小さなライトの他は灯りがなく暗い…
「知らない人達にイクの見られて気絶してたよ。」
「あっ」
「今から行く店、未成年入れないから、大人のふりしてね〜」
車を出てルリをエスコートする。
店?未成年?
目の前の大きな建物には窓がなく看板もない、美術館のような建物。
アタシはハルトの服を掴む、ハルトが腕を出してくれたので、掴まる。
重厚な扉、黒いカーテンの中に入ると受付がある。黒服の男がカウンターから出てきた。
『あっ…オー』
ガツッ、ハルトが男を小突いた。
『オー、お客様、ようこそお越し下さいました。』
何だか慌てているようだ。
ハルトがカードで支払いをしている内に男に何か手渡される。
額から鼻までの仮面、お面を半分に割ったような…
映画で中世の貴族がこんな仮面をつけ舞踏会をしているのを見たことがある。
仮面を手に取り、眺めていると、既に仮面を着けたハルトがアタシに仮面を着けてくれた。
何が始まるのか、不安になる。
ハルトの腕に掴まり、付いていく、足元に点々とつく小さなライトの他は灯りがなく暗い…