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第16章 step16十段目…二人きりの休日

｢ねぇ
俺にも出来ることない？｣

やっぱりそうなるよね…
笑いをこらえた。

｢卵割ったことあります？｣

｢たぶん｣

持ち方が既に可笑しいので、ボールに割って見せる。

ｺﾝｺﾝ…グシャっ…あっ

入った殻を取り出す。

｢もう１つもやってみていい？｣

｢はい｣

ｺﾝｺﾝ…パカッ…

｢黄身が潰れた…｣

｢混ぜるから大丈夫です｣

混ぜるのを見せて箸を渡す。

ﾌﾝﾌﾝ歌いながら混ぜていた…

下ごしらえが終わる。

焼売を包み始める…

｢やりたい…｣

何個か挑戦したけど、皮が破れたり、広がって形にならないので断念していた…

｢ハルト…グリンピース埋めるのやってもらえます？｣

出来上がった焼売を持ち、グリンピースを埋めるのを見せる。
実はわざとハルトの仕事に残して置いたのだけど…

｢やる…｣

片手で包んで持って埋める…

｢この手付きなら、良くやってる…｣

怪しい笑みを浮かべ、黙々と埋めていた…

終わって手を洗いアタシの後ろに回る…

ギュッと乳房を包まれる…
ﾋｬｯ…

ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ…

｢ルリのグリンピースは埋まらないね…｣

ﾝﾝ…ッッ…

イ…悪戯しないで、ください…

｢料理だよ…｣

ﾝﾝ…あぁ…