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堕散る(おちる)
第16章 step16十段目…二人きりの休日
「珈琲できたね…」
ハルトがさっと立って珈琲を入れる…
どんな表情で話していたのか…
わからずじまいだった…
アタシも溢れそうだった涙をこっそり拭う…
珈琲を飲む…
「これから、ビデオ観賞するよ」
キッチンとの仕切りにスクリーンが降りる。
部屋が暗くなる。
カーテンも閉まる…
ハルトは全部手元のリモコンで操作する。
スクリーンに淡い光が当たり、徐々に色を持ち、映像が鮮明になってくる。
画面が3分割されている。同じものが3方向から撮られているようだ…
あっ…昼間の寝室…
目隠しと手錠を着けて、床に下ろされたアタシだった…
「いやっ」
アタシの肩を掴んでいるハルトの手に力が入る…
「見なきゃだめ
俺を求めるルリがどれだけ美しいか俺が見たいから
そして、ルリが何を考えて行動してるのか
聞きたいから、」
アタシは、もう嫌とは言えなかった…
3方向はベッド側、反対にベッドが映る方向から、そしてクローゼット側からの映像だった…
髪を振り乱し、こんな風にあちこちをさらけ出しているのを見られているとは思わなかった…
なりふり構わぬ動作に恥ずかしくなる…
ハルトがさっと立って珈琲を入れる…
どんな表情で話していたのか…
わからずじまいだった…
アタシも溢れそうだった涙をこっそり拭う…
珈琲を飲む…
「これから、ビデオ観賞するよ」
キッチンとの仕切りにスクリーンが降りる。
部屋が暗くなる。
カーテンも閉まる…
ハルトは全部手元のリモコンで操作する。
スクリーンに淡い光が当たり、徐々に色を持ち、映像が鮮明になってくる。
画面が3分割されている。同じものが3方向から撮られているようだ…
あっ…昼間の寝室…
目隠しと手錠を着けて、床に下ろされたアタシだった…
「いやっ」
アタシの肩を掴んでいるハルトの手に力が入る…
「見なきゃだめ
俺を求めるルリがどれだけ美しいか俺が見たいから
そして、ルリが何を考えて行動してるのか
聞きたいから、」
アタシは、もう嫌とは言えなかった…
3方向はベッド側、反対にベッドが映る方向から、そしてクローゼット側からの映像だった…
髪を振り乱し、こんな風にあちこちをさらけ出しているのを見られているとは思わなかった…
なりふり構わぬ動作に恥ずかしくなる…