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堕散る(おちる)
第16章 step16十段目…二人きりの休日
ハルトに包まれながら、アタシのナカにもハルトがいる…
体が溶けて融合していく…

切なくて愛おしくて、息苦しくなる…

ハルト…いっぱいっおっきぃっ…

ンン…あぁぁ…

静かだけど充たされてアタシはイってしまう…


うぅ…キツィ…俺も、
イクッ…

数回強く抱き締められ…ハルトがアタシのナカでハゼる…

熱い熱いハルトがアタシのナカで熔けた…



互いの余韻が鎮まる…
オレはルリのナカにいる

「この瞬間が好きなんだ」

画面も、ガラスにルリが俺の居た証を刻んでいる…

今のルリのナカからドロッと俺の出した液体が出る…

あっ…

ハルトが直接感じてアタシに残した熱い証拠…
体内から出ていってしまうのは寂しい…


ハルトが生きている証…
それを刻みたいという気持ちがひしひしと伝わる…

一緒にいて…いつかこの証を形に、次なる命にしたい…

アタシはハルトの表情が見たかった。




「ルリ、このまま抜かないでこっち向ける?

ルリと向かい合って、もう一度抱きたい…」

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