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堕散る(おちる)
第16章 step16十段目…二人きりの休日
とても恥ずかしいけど、そのまま横向きになり、片足を上げてハルトに向かい合わせになる…

「掴まってて…」

ハルトがソファーから立ち上がる。

ズン…

体の重みでハルトが突き刺さる。


ンン…

ハルトの肩に顔を埋める。

寝室に、コアラのように抱き付きながら移動する。


「ルリ、夜景観てごらん」


小さな明かり、遠くのタワー全てが輝いていた。

ハルトが優しいキスを落とす、繋がったままベッドに雪崩れ込む…

ハルトが部屋の明かりを点けた。


暗闇に慣れていたので恥ずかしい…

「ルリ、目を閉じないで…」

ハルトの表情を、瞳を合わせるのが恥ずかしい…


真剣な熱い眼差しだけで、胸がいっぱいになる…




そして、互いの表情を見ながら、静かに、そして激しく抱き合った…


もう体が動かない…

ハルトがバスルームまで抱えてくれて、また抱えられて戻ってくる。


ルームライトが薄く青白く光る…

「ルリ明るくて眠れる?」

「はい…」

「暗くても眠れる?」

「はい…」
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