この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕散る(おちる)
第16章 step16十段目…二人きりの休日
ハルトが楽しそうに漕ぐので、アタシも漕ぐ…
でもやっぱり伝って出ている感覚があり、そこに意識がいってしまう。


「新しい漕ぎ方マスターしたし、腹へったから帰ろ?」

ハルトが先に降りて、ブランコを止め、手を差しのべてくれる。

今日、ハルトがいつもより、優しいように思った。


玄関に入ると、

フンフン〜と鼻歌が始まり、ドレスのファスナーが開けられた…


「ルリ、じっとしてて…」

ドレスを床に落とすのでなく、裾を静かにたくしあげる。

フンフン〜

「はい、バンザーイ」

手をあげると、子供みたいに脱がされた。

「染みてないし臭わないよ」

嗅がされて頷くと玄関脇の壁についている郵便ポストのような小窓を開けて、

ぽいっ

ドレスを放り入れた。

「捨てちゃダメ〜」

アタシは小窓を開ける。
中はトンネルみたいに空洞で…ドレスは無くなっていた。


「何で捨てちゃうの?ドレスどこいっちゃったの?」

ルリは泣きそうな顔をしている。


「これダストシューターじゃないよ?」

ルリは開けたままの小窓をまた覗く。

「ダストシューターって何ですか?」

「これのゴミ箱バージョン」

「これは何ですか?」

まだ覗いている…

/1415ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ