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堕散る(おちる)
第20章 step20十四段目…秋
「いこうか…」
手を引かれ繋がれる。
怖い夢を見たことからか、やけにハルトが優しい。
それだけ、怖い夢を見て、嫌な思いをすることが多いんだろう。
ハルトの辛い思いがすべて消える時が来るといい。
少しでも取り除く助けが出来ればいいな。
そんなことを考えながら後をついていく。
「ん〜ルリんとこの公園ほど広くないし、遊ぶところもブランコしかないね。」
確かに全部見て回ったけどハルトの言う通りだった。
ブランコを見ると自分の物のように走っていき漕ぎ始めた。
「ハルト、そんなに気に入ったなら、毎日乗ればいいのでは?」
「スーツで夜に漕いでたら変じゃん。
一人じゃ、つまんないし…」
「確かに…そうですね。
今度大きな公園とか遊園地とか行きませんか?」
「ルリは行きたいの?」
「特には、でも観覧車とか乗ってみたい。」
「定番過ぎじゃね?」
「そ、そうですか?」
「ん…でも面倒くさいからやだ。それよりルリとくっついてるほうがいい。」
明るい笑顔でさらりというハルト。
ずっと一緒にいたいとハルトも思ってくれてるんだ。
「ルリ変な顔してるよ?」
「へ?」
「にやけてる。」
「にやけてないですよ。」
手を引かれ繋がれる。
怖い夢を見たことからか、やけにハルトが優しい。
それだけ、怖い夢を見て、嫌な思いをすることが多いんだろう。
ハルトの辛い思いがすべて消える時が来るといい。
少しでも取り除く助けが出来ればいいな。
そんなことを考えながら後をついていく。
「ん〜ルリんとこの公園ほど広くないし、遊ぶところもブランコしかないね。」
確かに全部見て回ったけどハルトの言う通りだった。
ブランコを見ると自分の物のように走っていき漕ぎ始めた。
「ハルト、そんなに気に入ったなら、毎日乗ればいいのでは?」
「スーツで夜に漕いでたら変じゃん。
一人じゃ、つまんないし…」
「確かに…そうですね。
今度大きな公園とか遊園地とか行きませんか?」
「ルリは行きたいの?」
「特には、でも観覧車とか乗ってみたい。」
「定番過ぎじゃね?」
「そ、そうですか?」
「ん…でも面倒くさいからやだ。それよりルリとくっついてるほうがいい。」
明るい笑顔でさらりというハルト。
ずっと一緒にいたいとハルトも思ってくれてるんだ。
「ルリ変な顔してるよ?」
「へ?」
「にやけてる。」
「にやけてないですよ。」