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堕散る(おちる)
第20章 step20十四段目…秋
まだ拗ねているのか、ルリは玄関で自分から脱ぎ出し、クリーニングシューターに服を放り投げる。
「ルリ…アイス食べる?」
「食べます。」
「珈琲淹れてくれる?」
「はい」
コポッ…コポッ…
好きな音が聞こえる。
ルリも落ち着いてきたのか、俺の肩に頭を乗せてきた。
「ごめんね。驚かせて」
「ハルト…ずっと一緒にいて、寂しい思いさせないで」
「わかった。」
「でもアタシ、ハルトが置き去りにしたと考えちゃった…
ごめんなさい…」
「ごめんね」
珈琲の薫りが部屋に広がる頃にはルリはいつものようになっていた。
「珈琲フロートにするよ。」
「はい、ハルトいつもそうするんですか?」
「最近始めて休みの日にたまにね。」
サイフォンで淹れた珈琲フロートなんて贅沢に感じた。
「美味しいです。」
「うん。」
でも、裸で冷たいものを食べたらお腹が冷える。
「ハルト…冬も裸で過ごしてるんですか?」
「ああ、そうだよ?」
「寒くないですか?」
「床暖とエアコン、タイマー掛けて出るから、玄関入ったら暑いよ?」
何だか不思議な感じ…
お腹が冷えてトイレに行きたくなってきた。
「ちょっとすみません。」
「ルリ…アイス食べる?」
「食べます。」
「珈琲淹れてくれる?」
「はい」
コポッ…コポッ…
好きな音が聞こえる。
ルリも落ち着いてきたのか、俺の肩に頭を乗せてきた。
「ごめんね。驚かせて」
「ハルト…ずっと一緒にいて、寂しい思いさせないで」
「わかった。」
「でもアタシ、ハルトが置き去りにしたと考えちゃった…
ごめんなさい…」
「ごめんね」
珈琲の薫りが部屋に広がる頃にはルリはいつものようになっていた。
「珈琲フロートにするよ。」
「はい、ハルトいつもそうするんですか?」
「最近始めて休みの日にたまにね。」
サイフォンで淹れた珈琲フロートなんて贅沢に感じた。
「美味しいです。」
「うん。」
でも、裸で冷たいものを食べたらお腹が冷える。
「ハルト…冬も裸で過ごしてるんですか?」
「ああ、そうだよ?」
「寒くないですか?」
「床暖とエアコン、タイマー掛けて出るから、玄関入ったら暑いよ?」
何だか不思議な感じ…
お腹が冷えてトイレに行きたくなってきた。
「ちょっとすみません。」