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堕散る(おちる)
第21章 step21十五段目…愁秋
ドアをノックすると、すぐにハルトが開けてくれる。

ハルト…助けて…イキたい…


アイツと話してる間にルリが帰ってきた。


「帰ってきたよ。無事…」

『無事?あははっ
無事かな…
イカセてやるよ。』


んぐぁああ…蛇…蛇がいやぁ…イグ…やっといけるぅ…

あぁ…ごめんなさい…


俺の胸に飛び込んだルリのコートから、ピシャピシャと液体がこぼれる。

抱えながらコートを開けると、失禁していた。


うぁああ…ングゥウウ…

全身を震わせたあと、気絶して、ルリは俺に全体重を掛けてきた。


放り投げた携帯からアイツの笑い声が聞こえたが、構わずルリを抱き上げて、寝室に寝かせてやった。


コートを完全に脱がすと、ルリは真っ赤な縄で飾られていた。

ルリが蛇と呼んでいたモノを取り出す。

不気味な音を立て、妖しく動くそれらを踏みつけて止め、捨てる。


ルリは気を失ったままだった。


くそっ…つまらない玩具を作らせやがって…

縄をほどいてやる。


「ルリ、起きてシャワー浴びようか。」

アイツに汚された体を綺麗にしてやりたい。


優しく起こして抱えていく。
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