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堕散る(おちる)
第21章 step21十五段目…愁秋
立たせて寄りかからせ体を洗う。
ルリは上の空だった。


アイツのモノが故障しているのも、縛ってねちねちとなぶる癖も知っていた。


でも、あんな可笑しなモノを使うとは思わなかった。

そして『無事かな?』の一言が気になる。

インポになってから、益々イカレているのかも知れない。

ルリの尻にある手形も気になった。安全だと思って許したのに…



…ハルト…ごめんなさい…

ルリの意識がはっきりしたようで、突然謝られる。
頭を撫でてやると、ルリがしゃがみこんで口淫を始めた。


「ルリ?」

「チンコ挿して…」

「ルリ、どうした?」

「あははっ…女はアンアン言ってチンコ欲しがってると生きていけるんですって…あははっ」


脇を抱えて立ち上がらせる。おでこにキスをする。

「ルリ、俺が欲しいの?」


「ううん、チンコが欲しい。」


どんな洗脳をしたんだ。
予想外のことに対応出来ない。

「ルリは俺の女じゃないの?」


「いやぁ…ハルト…ごめんなさい…」

錯乱して暴れる。

無理矢理抱きかかえて、ベッドに戻った。

いやぁ…やめて…ハルト…やめてぇ…
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