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堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬
「ルリは綺麗なんだから、見せびらかしたいんだけど…」
奥の方に席をとったらしく、まだ歩かなければならない。
途中、外国人の老人に声をかけられた。
「ビューティフル…
チャイニーズ…」
「ノン、ジャポーネ」
「オ〜」
ハルトが受け答えしていた。
「こちらになります。」
レストランの窓際は窓に向かってカウンターテーブルが置かれていたのだが、
角の1画だけ間仕切りがされている。
アタシ達はそこへ通された。
ドリンクリストを見てハルトが注文する。
「シャンパンとフランボワーズソーダ」
「ルリ、もう人から見られないでしょ?
ゆっくりしたら?」
「は、はい…
ここ、お部屋と同じ角になりますね。」
「そうだね。」
そこからは観覧車が目の前に見えた。
観覧車全体が時計になっていて、一つ一つが秒針になっている。
秒針を表示したり様々なイルミネーションになって、見ていて飽きることはない。
「お待たせしました。」
飲み物が運ばれる。
白とピンクの飲み物がとても綺麗だった。
「メリー…」
「ハルト、違います。
今日はハルトのお誕生日ですから…」
おっ?
「ハッピーバースデー、ハルト…」
こうしてグラスを合わせた。
奥の方に席をとったらしく、まだ歩かなければならない。
途中、外国人の老人に声をかけられた。
「ビューティフル…
チャイニーズ…」
「ノン、ジャポーネ」
「オ〜」
ハルトが受け答えしていた。
「こちらになります。」
レストランの窓際は窓に向かってカウンターテーブルが置かれていたのだが、
角の1画だけ間仕切りがされている。
アタシ達はそこへ通された。
ドリンクリストを見てハルトが注文する。
「シャンパンとフランボワーズソーダ」
「ルリ、もう人から見られないでしょ?
ゆっくりしたら?」
「は、はい…
ここ、お部屋と同じ角になりますね。」
「そうだね。」
そこからは観覧車が目の前に見えた。
観覧車全体が時計になっていて、一つ一つが秒針になっている。
秒針を表示したり様々なイルミネーションになって、見ていて飽きることはない。
「お待たせしました。」
飲み物が運ばれる。
白とピンクの飲み物がとても綺麗だった。
「メリー…」
「ハルト、違います。
今日はハルトのお誕生日ですから…」
おっ?
「ハッピーバースデー、ハルト…」
こうしてグラスを合わせた。