この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
背後偏愛サロン
第1章 とまどい
 ファァァッ……!
 フアァァッ……!

 息が直接、詩織の身体に掛かってきてはいないのに、男性の口からは炎が吐き出されていて、それを背中全体に浴びせられているのかと思うほどに、熱い。
 下腹の奥の芯がじわりと熱を帯びている。
 甘くざらざらとした渦が、ふわっ……と身体の内側に広がっていく。

 詩織の脚はいつの間にか震えるのを忘れ、両ももをゆっくりこすり合わせるような動きになっていた。
 ――あ……あ……
 こんな動きを見て、男性はどう思っているだろう?
 四六時中発情しているような、はしたない女だとでも思っているのだろうか。

 その時、詩織の口からまた声が出そうになった。
 男性のもう一方の手が、詩織の尻に触れたのだ。
 ――え……!
 ――だめ……だめ……!

 スカートをまくり上げられたうえに、お尻に触れられるなんて――。
 そんな詩織のとまどいを知ってか知らずか、男性は大きく広げたゴツゴツした手のひらで、詩織の右の尻肉を包んだ。
 そして、そのままゆっくり、ゆっくりと撫でるように動いた。

 肌に直接触れられているわけではない。
 それなのに、布越しに触られている方が身体が受け止める刺激が強い。
 ザラザラとした手がタイツの細かい繊維の織り目とこすれ合い、微細な振動を奏でて、ショーツがその振動から雑味を取り除き、甘く純粋な情欲だけを尻肉に伝えてくる。

 「は……ぁ……っ……」
 詩織の口からも、熱い息がこぼれ落ちた。

 男性は詩織の脚を少し開き気味にさせると、その太い指を股間に這わせて前後に往復させ始めた。
 「ん……や……ぁ……っ」
 勝手に声が漏れる。慌てて口を塞ぐ。
/84ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ