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背後偏愛サロン
第2章 渇き
 その棒は、ゆっくりと詩織の花弁をこじ開けるように、奥へ奥へと入ってきた。
 下腹の奥が、一気にうずき出す。
 「んぐぐぐぐ……」
 ハンカチを詰めた口から、くぐもった声が漏れる。

 詩織の中に、『逃げなきゃ』という気持ちが――
 起こらなかった。
 暴れ出した子宮の芯が、とっくにそんな気持ちなど押しつぶしていた。

 詩織の意志に反して、尻は勝手に後ろに突き出る。
 そして肉壷の奥はその棒に突き上げられるのを今か今かと待ち受けている。
 ――違う……違う……!
 詩織は自分自身の身体に抵抗するように、下腹に力を入れた。
 棒の侵入が止まる。
 ――こんなのだめ、だめ……!

 詩織は棚から右手を離して紐の方へと伸ばした。
 ふと思う。
 本当にこの呼び鈴は鳴るのだろうか――?
 実はこれは『サロン』に来る女性を安心させるための見せかけで、ただの紐がぶら下がっているだけなのでは?
 拘束こそされていないが、すでに詩織は囚われの身ではないのか?

 不意に棒が詩織の肉壺の奥へと押し込まれた。
 拒むように下腹に力を入れているので少し痛い。

 その時――
 詩織の脳裏に愛海の姿がよぎった。

 愛海はいつも楽しそうに和真の顔を見ている。和真もまんざらではないようだ。
 男なのだから、愛海のように可愛らしい娘になつかれればもちろん嬉しいだろう。
 ただそれだけのことで、いちいち目くじら立てるような話ではない。
 和真は詩織の夫なのだ。
 第一、十歳以上も離れた娘をまともに相手にするはずはない。
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