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背後偏愛サロン
第2章 渇き
 詩織には、和真しかいない。
 詩織には、和真に抱かれる以外、ない。
 彼の決めた日に、彼の決めた時間に、彼の決めた手順で。
 この先もずっと――。

 愛海は違う。
 これからの人生、あの美しい容姿で、いくらでも女の快楽を与えてくれる男と出会うだろう。
 詩織にそれはもう、ない――。

 ――私は……
 ――私は……!
 詩織は――
 下腹に力を入れるのを、やめた。

 途端に、棒は一気に蜜壺の一番奥をズンッ……と突いた。
 ――あぁぁあああ……!
 ――す……
 ――すご……い……!
 強烈な快感が襲ってきた。

 素性の分からない男性に、姿の見えない『オス』に、詩織の肉体は追い詰められた。
 肉壷のさらに奥をいつしか満たしていたメスの情念の蜜が、破裂してしとどに飛び散る。
 目の前が一気に真っ白に染まっていく。

 詩織は産まれたての子牛のように脚をかくかく震わせながらも、何とか踏ん張り、手すりをつかむ両手に力を入れ、へたり込むことなく耐えていた。

 「……ぁぶっ……ぅっ……」
 涙と鼻水をこぼし、ハンカチを詰めた口からはかすかに悦楽の喘ぎを漏らしながら、詩織はうつろな瞳のまま、あごをひくっ……ひくっ……と小さく痙攣させていた。
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