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人魚男子。
第1章 アンダー・ザ・シー
「それでー、ケツが気持ちいいって言うから、俺もノンストップで掘りまくってやったわけ。おらおらちんぽちんぽ!てめえの身体に俺専用プール作ってやるぜ!って言葉攻めしながら。そしたらそいつ、潮吹いちゃってさ、ケツから」
「ケツからってそれ…腸液じゃないすか?」
「んー、それが違うの。俺が出したやつが逆流して噴き出した、みたいな」
下品かつ過激な話ばかりだが、海の上にはいろいろ素晴らしいものがあり、ハッテンしたりうろこプレイしたりできるらしい。
うろこプレイというのは、性感帯である尾の部分のうろこを毛繕いみたいに弄ってもらう、たいへん気持ちいい行為だ。うまい人にやられるとイキっぱなしになって失神してしまうこともある。
人魚同士でもできるが、やはり体温の高い人間にしてもらうほうが気持ちいい。リアディはまだ経験したことがないが、海の上に行ったらぜひ、人間と親しくなってやってもらいたい。
「そういやリアはもうすぐ一人前の仲間入りで、上の世界見に行くんだよな」
「えっ、あ…はい…」
先輩人魚に尋ねられ、リアディはうなずく。
「いい男と楽しめよ。どうせこっちの世界には連れてこられないんだからな」
そう、人魚の世界には掟がある。
出会った人間と、セックスしてもいいけど連れ帰らないこと。恋に落ちたりしないこと。
人間と人魚はしょせんすむ世界が違うのだから。
「ケツからってそれ…腸液じゃないすか?」
「んー、それが違うの。俺が出したやつが逆流して噴き出した、みたいな」
下品かつ過激な話ばかりだが、海の上にはいろいろ素晴らしいものがあり、ハッテンしたりうろこプレイしたりできるらしい。
うろこプレイというのは、性感帯である尾の部分のうろこを毛繕いみたいに弄ってもらう、たいへん気持ちいい行為だ。うまい人にやられるとイキっぱなしになって失神してしまうこともある。
人魚同士でもできるが、やはり体温の高い人間にしてもらうほうが気持ちいい。リアディはまだ経験したことがないが、海の上に行ったらぜひ、人間と親しくなってやってもらいたい。
「そういやリアはもうすぐ一人前の仲間入りで、上の世界見に行くんだよな」
「えっ、あ…はい…」
先輩人魚に尋ねられ、リアディはうなずく。
「いい男と楽しめよ。どうせこっちの世界には連れてこられないんだからな」
そう、人魚の世界には掟がある。
出会った人間と、セックスしてもいいけど連れ帰らないこと。恋に落ちたりしないこと。
人間と人魚はしょせんすむ世界が違うのだから。