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その瞳に…
第24章 嫌悪と恐怖
初めての痴漢の恐怖と、触られてる気持ち悪さに、舞奈は動けずにいた。

舞奈が抵抗しないことを知ったその手は、スカートの中へ進入し、ショーツの上からお尻をなで始める。

(やだ…怖い…気持ち悪い…でも…)

舞奈は何とか後ろを振り向き、触っている相手を見ようとするが、混んでいる電車では、それが誰だか解らなかった。

(っ!?)

舞奈は、ビクっと小さく体を反応させる。

手が、舞奈の割れ目をショーツの上からなぞる様に、上下し始めた。

(いや!?)

舞奈は腕をなんとか後ろに回して、触っている腕を離そうとするが、腕はピクリとも動かない。

ガタン

電車が大きく揺れ、態勢を保為に舞奈は、少し足を開いてしまうと、その瞬間を指は見逃さず、舞奈の敏感な突起を触り始めた。

(やっ!?)

スカートの上から、なんとかその指を外そうとするが、指は更に力を入れ、舞奈の突起を強く擦りだす。

(や…やだぁ…)

大河以外の男に触られ、嫌悪感を感じるが、大河に開発された体は、その指に少しずつ快楽を感じ始める。

(早く…駅に着いて…)

舞奈は次の駅に着いたら、とにかく痴漢から逃れる為に降りようと決心する。

それまでは、自分でなんとか手を退かそうと試みるが、やっぱり舞奈の力では、退かすことが出来ない。

少しすると、次の駅に到着するアナウンスがながれ、舞奈はほっとするの束の間、アナウンスの言葉に絶望する。

次の駅は、開く扉が逆側になる。

それでも、なんとか降りようと決心し、電車が停まるのを舞奈は待った。



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