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その瞳に…
第25章 初めての訪問
 「あっ・・・そこぉ・・・ご主人様の・・・もっと動かしてください・・・」

 ひくひくと、お尻とあそこを震わせながら、切なそうな表情で舞奈はおねだりする。

 「そこって、どこ?」

 クチっと音を鳴らしながら、大河は指をゆっくりと出し入れする。

 舞奈はそのもどかしい快感に、フルフルと辛そうに体を震わせる。

 「あっ・・・そこ・・・おまんこに入ってる・・・指・・・」

 はぁぁと熱の篭る吐息を吐く舞奈を見て、大河はフっと鼻で笑う。

 自分のやる事をそのまま受け入れる、可愛い恋人。

 文化祭以降、仕事が忙しく抱く機会が中々訪れなかったが、あの花開いた妖艶さは枯れる事無く続いたまま。

 虫を引き寄せるかの様に甘く匂う香り。

 蜜を纏っているかの様な、瑞々しくしっとりと他の物を魅了する肌。

 せっかく自分が丹精込めて開いた花に、害虫が引き寄せられた事は許せない。

 本人に自覚が無い分、これから舞奈に言い寄る男はさらに増える事だろう。

 大河は渡辺を思い出し、心の中で舌打ちする。

 自分の花に手を出した害虫。

 しかも、それが文化祭前に舞奈を襲った内の一人だと知った瞬間、どうしてあの時あいつらを捕まえてその場で制裁を加えておかなかったんだと、後悔をした。

 そうしておけば、舞奈に今回の様な危険が及ぶことがなかった。

 大河は、自分の詰の甘さに苛立ちを覚え険しい表情になったが、膝の上の感触が軽くなった事で、我に返る。

 「せん、せ・・・?」

 一向に大河から反応が無い舞奈は、異変を感じ自らズルリと大河の指を引き抜き、膝の上に座る。

 「先生。どうしたの・・・?」

 心配そうな舞奈の瞳に移る自分の顔を見て、大河は苦笑する。

 自分は、舞奈の事になるとこんなにも苛立ちが表情に出るのかと、情けないことを見せ付けられられているように感じ、それを消すかのように瞳を閉じそっと舞奈にキスをする。




 
 
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