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その瞳に…
第32章 ~モノローグ5~
店では事務所に通され、少しするとすぐに先輩が来た。
つい先ほどまで仕事をしていたのだろうか、僕よりも背も高く、引き締まった体にバスローブを羽織って先輩は現れた。
『よお、良く来たな!会うのはどれくらいぶりだろう』
『お久しぶりです』
先輩はニカっと笑顔を浮かべながら、僕の前に座る。
『あいつの様子を見に来たんだろう』
先輩は無駄な話などせず、本題を突きつけてくる。
回りくどい事があまり好きではない僕は、先輩のこういった所に感謝する。
『見に、と言うより、様子を聞きに、ですかね。興味ない人間が調教されている所は見る気がしないので』
僕の回答がおかしかったのか、先輩はククっと喉を鳴らし笑う。
『お前は学生時代から変わらんな。好き嫌いがはっきりしていて、気持ち良いよ』
そう言いながら、先輩は持ってきていたペットボトルに口をつけ、楽しそうに話を続ける。
『話には聞いていたが、なかなかあいつは手強そうだ。今、俺ともう一人で交代で相手をしているが、結構強情でな。・・・とても調教のしがいがある』
ニヤリとあざ笑う先輩を見て、心の奥底から愉しんでいるのが解る。
『先輩のお気に召したようで良かったですよ』
まあ、僕としては気に入る、気に入らないの問題ではなく、アレが二度と舞奈の前に現れなければ良いだけなのだが。
『店に来る人間は、大抵願望がある奴ばっかだからな。調教しててもあまり面白みがない。だから、今回のは俺も久しぶりに全力が出せて楽しいよ。それに・・・』
また一口水を飲むと、先輩はクスリと微笑む。
『あれだけ強情な人間が堕ちれば、かなり上質なのが出来上がる。あいつは顔はそこそこ良いからな、良い客が着きそうだ』
『それは良かった』
つい先ほどまで仕事をしていたのだろうか、僕よりも背も高く、引き締まった体にバスローブを羽織って先輩は現れた。
『よお、良く来たな!会うのはどれくらいぶりだろう』
『お久しぶりです』
先輩はニカっと笑顔を浮かべながら、僕の前に座る。
『あいつの様子を見に来たんだろう』
先輩は無駄な話などせず、本題を突きつけてくる。
回りくどい事があまり好きではない僕は、先輩のこういった所に感謝する。
『見に、と言うより、様子を聞きに、ですかね。興味ない人間が調教されている所は見る気がしないので』
僕の回答がおかしかったのか、先輩はククっと喉を鳴らし笑う。
『お前は学生時代から変わらんな。好き嫌いがはっきりしていて、気持ち良いよ』
そう言いながら、先輩は持ってきていたペットボトルに口をつけ、楽しそうに話を続ける。
『話には聞いていたが、なかなかあいつは手強そうだ。今、俺ともう一人で交代で相手をしているが、結構強情でな。・・・とても調教のしがいがある』
ニヤリとあざ笑う先輩を見て、心の奥底から愉しんでいるのが解る。
『先輩のお気に召したようで良かったですよ』
まあ、僕としては気に入る、気に入らないの問題ではなく、アレが二度と舞奈の前に現れなければ良いだけなのだが。
『店に来る人間は、大抵願望がある奴ばっかだからな。調教しててもあまり面白みがない。だから、今回のは俺も久しぶりに全力が出せて楽しいよ。それに・・・』
また一口水を飲むと、先輩はクスリと微笑む。
『あれだけ強情な人間が堕ちれば、かなり上質なのが出来上がる。あいつは顔はそこそこ良いからな、良い客が着きそうだ』
『それは良かった』