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その瞳に…
第34章 楽しい夜
大河は慣れた手つきで、エントランス入り口にあるインターホンを鳴らすと、聞きなれた声が応答する。
「山村です」
一言大河がそう伝えると、入り口が自動で開き、大河は舞奈を促して中に入る。
エレベーターで向かった先は6F。
そこは、1部屋分しか無いのか、玄関は一つだけだった。
舞奈達が部屋の前に到着すると、時間を見計らっていたのか、インターホンを鳴らす前にドアが開く。
「いらっしゃい大河さん、舞奈さん」
優しく微笑む早百合が二人を出迎え、中にどうぞと促されたため、二人はおじゃましますと挨拶し中に入る。
「英樹から連絡があったから、とても楽しみにしてたのよ」
にこにこと話す早百合は、先立ってリビングのドアを開ける、と。
「舞奈ちゃんいらっしゃ~~~~~い!!!」
リビングからいきなり名前を呼びながら、一人の女性が舞奈に抱きつこうと飛び出してくる。
「えっ!?」
いきなりの事に舞奈が驚いて動けずにいると、スっと大河が舞奈の体を引き寄せ、女性をスルリと交わす。
舞奈に抱きつく事が出来なかった女性は、ムーっと不満げな顔で大河を睨む。
「大河酷い!一昨日のお礼で舞奈ちゃんに抱きつく位良いじゃない!!!」
「お礼ならちゃんとする。が、栄子、お前が抱きつくのだけは駄目だ」
大河に対して、ブーブーと不満を述べる栄子と、あからさまに嫌そうな顔をしている大河を見て、舞奈はぽかんとしてしまう。
(先生が女性に対して冷たい)
学校ではとても穏やかに生徒と接し、自分にはとても優しく接する大河が、栄子にだけは成滝にするような対応だと、舞奈は思う。
「山村です」
一言大河がそう伝えると、入り口が自動で開き、大河は舞奈を促して中に入る。
エレベーターで向かった先は6F。
そこは、1部屋分しか無いのか、玄関は一つだけだった。
舞奈達が部屋の前に到着すると、時間を見計らっていたのか、インターホンを鳴らす前にドアが開く。
「いらっしゃい大河さん、舞奈さん」
優しく微笑む早百合が二人を出迎え、中にどうぞと促されたため、二人はおじゃましますと挨拶し中に入る。
「英樹から連絡があったから、とても楽しみにしてたのよ」
にこにこと話す早百合は、先立ってリビングのドアを開ける、と。
「舞奈ちゃんいらっしゃ~~~~~い!!!」
リビングからいきなり名前を呼びながら、一人の女性が舞奈に抱きつこうと飛び出してくる。
「えっ!?」
いきなりの事に舞奈が驚いて動けずにいると、スっと大河が舞奈の体を引き寄せ、女性をスルリと交わす。
舞奈に抱きつく事が出来なかった女性は、ムーっと不満げな顔で大河を睨む。
「大河酷い!一昨日のお礼で舞奈ちゃんに抱きつく位良いじゃない!!!」
「お礼ならちゃんとする。が、栄子、お前が抱きつくのだけは駄目だ」
大河に対して、ブーブーと不満を述べる栄子と、あからさまに嫌そうな顔をしている大河を見て、舞奈はぽかんとしてしまう。
(先生が女性に対して冷たい)
学校ではとても穏やかに生徒と接し、自分にはとても優しく接する大河が、栄子にだけは成滝にするような対応だと、舞奈は思う。