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元セフレの上司が帰ってきた
第1章 日常
「あっ…さ…ゆり…」

「んっん~」

「さゆ…ダメだ。我慢できない」

シンクにカラダを持ち上げられ、夢中で脱がすケイスケの首筋を舐めていた

「ごめんね。やっぱり欲しくなっちゃった…」

「俺も、お前が欲しい」

約束を忘れるほどカラダが引き寄せられ
ケイスケが再び、奥にユックリ入りこんでくるのを
ケイスケにしがみつきながら味わっていた

「俺。やっぱり、お前が好きだ」

「カラダじゃなくて?」

「あぁ。なんか、ほっとけないし、失うって思ったら、たまらなく気になって…それで、お…」

【♪♪♪】

ケイスケのスマホが鳴っていた

「ゆうか…ちゃん…じゃない?」

「あっ…うん…」

「出ないの?」

「……ごめん」

くっついてたカラダが急に遠くなった。

ケイスケは、スマホを耳にあて
優しい声で会話を始めてて、なんだか幸せそうだった。

(…だよね。もうやめなきゃって、わかってたのに…帰ってもらわなきゃ)

会話を聞かれるのが嫌だろうからと思い
バルコニーにお酒を持って出て、タバコに火をつけた


しばらくすると、ケイスケがバルコニーにやってきた。

「さゆり…ごめん。」

「ううん。気をつけて帰ってね。」

「え?まだ、いるよ…」

「へ?ゆうかちゃんは?」

「明日、会うことにしたから」

「でも…これ以上いるのは、良くないよ」

「…嫌か?」

「だって…ゆうかちゃんと、付き合うことにしたんでしょ?私の理性が活躍してるうちに、帰って…」

「……ごめん…な」

「朝と同じ展開になっちゃったね(笑)」

「(笑)本当だな」

「ゆうかちゃんを大切にね」

「なんか…本当ごめんね…ゆうかちゃんて、なんか裏切れないっつーか。ピュアで…」

「ノロケ?(笑)」

「ごめん。俺がいけないよな。曖昧なこと言ってやって…ゆうかちゃんとは、まだ、手も繋げないような関係でさ。さゆりは、真逆で…でもどこか、純粋で惹かれて…頭が混乱して…」

「いいって。私が悪女だよね。朝、決めたのに、さっき…あんなことしちゃって…ごめんなさい」

「…いや…俺もしたいって思ってたから…さゆりさ。絶対、いい男いるよ。一緒にいて癒されたり楽しくなれたり…その3年前の彼が、そういう人だったんだと思うけど、その人より、もっといい男が現れるよ」

「うん。ありがとう」


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