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元セフレの上司が帰ってきた
第2章 切り離せない過去
専務が入ってきて、なんとか空気を逃れた

専務の話が終ると、龍崎に一番小さな会議室に連れていかれた

「何度も電話しそうになったよ。さゆり…」

「仕事の話を…」

「さゆり。頼む。こっちを向いてくれないか」

「無理…です。すみません」

龍崎の手のひらに両腕を捕まれた瞬間
涙が溢れてきて止まらなくなっていた

「ごめん。ごめんな。さゆり」

「…ズルいよ…ズルいよ…こんなの…あんまりだよ」

泣きながら龍崎の胸に寄っ掛かっていた

「…ごめんなさい。もう…結婚したんでしょ?」

「してないよ」

「あの婚約者は?」

「大阪の家にいるよ」

「婚約は?」

「……」

(あたし。何聞いてんだろ…)

抑えてた感情を出したら、平常心が顔を出し始め、しがみついていた龍崎の体から手を離そうとした

「さゆり」
再び、龍崎に抱きしめられていた

「ごめんなさい。離して」

「さゆり」

龍崎が物凄い力で抱きしめてくる

「龍崎さん…おねが…ん…」

濃厚なkissで口をふさがれ、あまりのkissの上手さに3年前が甦るような錯覚をおこしていた

(だめ…kissだけなのに…濡れてる…)

ジャケットを脱がされシャツを捲られ
ブラジャーを外し指で乳首を転がしてくる

「あぁ……さゆり…また、おっきくなったな。誰に揉んでもらってたの?」

「あんっ…だめ…お願い…やめ…て…」

乳首を遊んでいた指先は、股間に移動し
舌先で乳首を転がし始めるテクニックに下着を脱ぎたいほど、濡れていた

「さゆり…相変わらず、エロい体だな。こんなにビチョビチョなのに、やだ。って嘘つくのか?」

「龍崎…さん…あんっ…お願い。もう二度と、あんな思いしたくないの…だから…やめて」

龍崎の指先も舌先も止まった

「さゆり…本当ごめんな。俺もこんなことする気なかったんだけど…なんか…お前といると普段、絶対入らないスイッチが入ってしまうんだよ。3年前もそうだった。そして今も…ごめん」

「龍崎さん…」

「ごめん。どうかしてた。仕事の話、進めないとな。」

「はい。」

「誰か、もう一人つけるわ。さゆりと二人。ってまた、俺、スイッチ入るといけないから」

「…」

「ちょっと待ってて」

「あの…下着、取りかえたいので、私、コンビニ行ってきてもいいですか?」
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