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元セフレの上司が帰ってきた
第2章 切り離せない過去
「やっぱりな…きょうもしたろ?」

「最近の話じゃないし…あんっ…」

「嘘つけ」

「龍崎さんが婚約者いるって知らされて、いなくなってしまったあと…あっ…あ~……何回かそういう…仲になって…でも、今は、金子君、ゆうかちゃんと付き合ってて、私とは、縁きったの…」

無言で龍崎がピストンを繰り返す

少しスローになり、また、質問が始まった

「金子。まだ、おまえのカラダ忘れられないみたいだけど、本当にないの?」

「ないよ。それに、忘れられない。なんてないと思うけど…なんで?」

「そういう目をしてる」

「思い込みだよ。」

「金子って、気持ちよかった?あいつ、結構、デカイだろ?」

「……うん」

「あぁ。なんかやだな。」

急にピストンが早くなり、奥に突き刺さる回数がふえ、いきそうになるとラストスパートのように
腰が砕けそうなほど、激しく中を乱れさせる
ほぼ同時にイケる相性は、龍崎しかいない
顔に沢山の白い液体がかかり、目が開けられない

手探りでディッシュを探す私の足先を龍崎が掴み、頭の上に足先が届く

名前を呼ぶ前に、マンぐりがえしの体位で上からまた、入ってきて、ズボズボと容赦なく入りこんでくる

あまりの気持ち良さに失神寸前で叫ぶと
龍崎は、満足そうに出していた

しばらくそのまま二人で床に寝転がり
顔にかかった液体が乾燥していくのを感じていた

「なぁ。さゆり…」

「ん?」

「俺以外の男で、満足したことあるか?」

「え?なんで?」

「あるよな」

「うーん。順番をつけなきゃいけない!って条件が絶対的にあるという設定だとしたら、いちばんは、ダントツで、龍崎さんだよ」

「(笑)金子は?」

「え?(笑)こだわるね…」

「気になるし」

「もう、どんなんだったか忘れちゃった」

「そうなのか?」

「うん。だいぶ前の話だし」

「本当かよ…ま、いいけど」

龍崎がシャツを着だした。

床に流れた、どちらかの液体を丁寧に拭き取っている

「龍崎…さん」

「ん?」

「いつも、カラダを止められなくて、こんな結果になってしまうけど、やっぱりこういうの良くないよね…」

「……だな。わかってはいるんだけどな…ごめんな」
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