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元セフレの上司が帰ってきた
第2章 切り離せない過去
「本気で好きだったのに、セフレだった。って人って…もしかして…龍崎さんかな?って思ってさ…」

(え?!なんでわかったの?)

「え?! 本当、聞いてどうすんだ。って話だね(笑)」

「だろ?で、当たってた?」

「ぶっぶ~!!ハズレ!!」

「なんだ~!!良かった~」

ケイスケがエレベーターの端に身体を擦り合わせ
項垂れている

「(笑)良かった~って(笑)なんでよ。」

「いや。よく気持ち表せないんだけど、俺もおまえとそういう仲だったわけで…なんか…気まずいっつ~かさ。なんか複雑な気持ちっつ~かさ」

「考えすぎ~」

「だよな。ごめんな(笑)」

(ごめんね。ケイスケ…)

エレベーターが到着して降りようとすると、ケイスケが送っていく。と言い出した

断る前に正面玄関で待ってて。と言い切りドアを閉めた

正面玄関をでて、ベンチに座ろうとすると佐伯が駆け寄ってきた。
「残業?」

「ううん。金子君が送っていく…って言ってくれてて…」

「はぁ?なんでだよ」

「さぁ?断る前に車とりにいっちゃって…」

「あのな…」

「佐伯君?」

佐伯が何かを言いかけた後ろで、聞き慣れない女性の声がした

「あつ…こ?」

佐伯の顔が青白くなっていく

(もしかして…これがうわさの彼女?)

「何してるの?この人は誰?」

クラクションが鳴った

(助かった~)

「お疲れ様です。隣の部所でお世話になっております中谷と申します。佐伯さん…金子さんに用事?って今言いかけてましたよね?」

咄嗟の嘘に佐伯ものった

「お先に失礼します。金子さん、いらしてますよ」

佐伯の彼女らしき女性に会釈し、急ぎ足でケイスケの車に乗った

佐伯が後からケイスケの車に駆け寄り、たわいもない話をしている佐伯に、ケイスケは、ぽかーんと口を開けて聞いていた

車を走らせ、バッグミラーごしで佐伯が彼女のいるところへ戻って行く様子をみて、事の状況を把握したケイスケだった

「さゆり。危なかったな」

「危なかった~」

「やっぱ。さゆり、佐伯とあるんだ?」

(しまった…油断した)

「え?ないよ。ほら。ケイスケが佐伯女恐怖事件を言ってたから…誤解されるんじゃないかと心配してて…」

「あっそう…?」

(バレてるか…)

「うん」

「まぁ。免れて良かったな」

「うん、ありがとう」



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