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元セフレの上司が帰ってきた
第2章 切り離せない過去
「いえいえ。ちょっと、一服してもいい?」

「もちろん。灰皿、そこの使って」

「サンキュ」

買い出ししたものを冷蔵庫に、早速、仕舞っていた

「ケイスケ~。ビール、冷蔵庫入れとくね。帰り、忘れないように」

「あっ。1本、飲んじゃおうかな~」

「飲酒は、だめよ」

「俺さ。4個先の駅に住んでんだよね」

「え?そうなの?」

「しかも駅から3分!!車置いていってもいい?今日、電車で帰るわ」

「いいけど…車の方が明日、楽じゃないの?」

「明日、資料まとめるから、外でないでしょ?」

「あっ。そっか…」

冷蔵庫からビールをとりだし、ケイスケに渡す

「っく~~!!ウマイっ我慢してたんだよね~」

「買い物つきあわせちゃったから、疲れたよね。ごめんね。なんか…つまみになるもの…あったかな…」

「あぁ。いいよいいよ。腹は減ってないから」

【ぐ~~~~】

「今…お腹…なったよね?」

「バレ…た?」

二人は、一瞬で爆笑していた

「ハンバーグでいい?」

「マジでいいの?」

「いいよ。テレビでも観てて」

「じゃ、ごっちになりま~す」

「は~い。でも、味は保証しないからね。期待しないように。不味かったら、インスタントカレーが保険でありますんで(笑)」

「あっ。じゃ、カレーで」

「味見なし(笑)?」

「嘘嘘」

「座ってて」

「お言葉にあまえま~す」

ご飯を炊き、スープを作りながらハンバーグのタネを作っていた

ビールを、片手にお笑い番組をみながら
ゲラゲラ笑うケイスケの声が時折、聞こえてくる

(よし。あとデミグラだけ、作れば、サラダでいいっか。)


「さゆり?」

「ビックリした~。いつからキッチンにいた(笑)?」

「俺…やっぱり帰るわ」

「え?どうしたの?あっ。ゆうかちゃん?」

「……」

「ケイスケ?どうしたの?」

「なんか…キッチンで……」

「え?なに?」

「料理してるお前が、たまんなくなっちゃって…我慢できる自信がない」

「始まった(笑)またか!!テレビ見てなよ」

「お前はどう?俺といて、カラダうずかないの?」

「……大丈夫だよ」

「ちょっとだけ、舐めたい」

ケイスケがお尻を撫で下ろし、スカートに手を入れようとしていた

「……ダメ…」

「我慢できねぇよ」

「ダメだって…」

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