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元セフレの上司が帰ってきた
第2章 切り離せない過去
「だからって…」

「わかってる。言い訳だよな。ごめん」

「あの…とりあえず、一服しませんか?」

気まずい空気の中、ケイスケが間に入った

無言のまま、3人とも喫煙所に行った
喫煙所に行っても、誰も口を開かない

「あっ。広瀬、まだ、仕事してますよ。部長が帰らないと、あいつ、多分ずっとやってますよ」

「あぁ、そうだった。戻るわ」

「さゆりも、バッグあるだろ?」

「あっ。うん」

会話は、そこで途切れ部所に戻った

広瀬は、予想通り、マジメに仕事をこなしており、龍崎の指示で帰り支度を始めていた

「あの…龍崎さん」

「ん?」

「私。申し訳ないんですが、明日から有休頂いても、よろしいですか?」

「え?……あ……あぁ。」

「中谷さん、やっぱり、具合悪いんですか?」

状況を知らない広瀬だけが、驚いた表情をしている

「うん…ごめんなさい」

「一人で帰れますか?大丈夫ですか?」

「うん。大丈夫。ありがとう」

龍崎もケイスケも広瀬の視点にあわせていた

「中谷さん、送ってくよ」
ケイスケが言うと、龍崎も間髪いれずに
送る。と言い出した

「あっ。あの…本当大丈夫です。2、3日、休めば、良くなると思うので。一人で帰れます。」

「じゃ。駅まで送るよ。」

ケイスケが、また、先に走って車を取りに行ってしまった。

(ゆうかちゃんに、誤解されたら困るし…)

エレベーターを3人で乗り、ケイスケに電車で帰れる旨、伝えてもらうよう、龍崎に言った

電車通勤の広瀬と二人で、エレベーターを降り、会社をでると、既に、ケイスケの車が停まっていた
ケイスケが降りてきて、助手席のドアを開けている

「本当、大丈夫。それに、ゆうかちゃんは?」

「ゆうかちゃん、今日、残業らしいから。早く乗って」

「いや…でも…」

「中谷さん、休む程、具合悪い時は、ガマンしないほうがいいですよ。」

広瀬が更に背中を押す

(参ったな…有休なんて言わなきゃ良かった)

流れで、結局、車に乗ってしまっていた

「大丈夫か?」

「うん。ごめんね」

「謝ることねーよ。」

「でも…」

「俺さ。昨日のビールの残り、お前んちの冷蔵庫に入れっぱなしだべ。」

「あっ!忘れてた。」

「取りにいくし」

「でも、3本くらいしか残ってなかったよね?」

「しか。ってなんだよ。3本も!だろ」



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