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元セフレの上司が帰ってきた
第2章 切り離せない過去
(サンドイッチじゃん!!なんで?え?服…)

思わず布団を剥ぐ

(セーフ…あっ。二人は?)

両サイド確認する

(良かった…何もして…ない…よね。てか…なんで帰ってないの?こんな狭さに3人って…)
とにかく水を飲もうと、垂直にユックリ起き上がろうと試みるが…頭が痛くて、腹筋に力が入らない

「さゆり?起きた…のか?」

(あっ…起こしちゃった…)

龍崎が五センチ先で話している

「……うん…ごめん。起こしちゃったよね。」

「いいよ。二日酔い大丈夫か?」

龍崎の手が髪を撫でている

「頭痛くて…水飲みに行こうと思って…」
「水、持ってきてやるから、寝てな」

龍崎が起き上がってキッチンへ向かった

右隣で、ケイスケは、スヤスヤと寝息をたてている

(何故……二人に挟まれて寝てるのか聞いていいもんだか…てか。今、何時?)

時計を見ると3:10だった
(真夜中じゃん…)
龍崎がお水を3つ持って、帰ってきた

「3つさすが(笑)ありがとう」

ようやくベッドから、起き上がって、いつも頭上にある壁に背中をくっつけた
龍崎もベッドに腰かけ、水を飲んでいる
一杯目が空になると、すぐに二杯目に手を伸ばした
龍崎が空いたグラスを持って、また、キッチンへ行った

(あ~、生き返った…飲み過ぎたな…頭痛いー)

龍崎がお水を入れて戻ってきた

「ここに水置いとくからな。」

「ありがとう。ごめんね…」

「さゆり…俺の方こそ、ごめん。」

「もういいって…過ぎたことだし、それに、妻帯者と知ってるのに、あんなことした私が、いけないから」

「それは、違うよ。俺がしたから」

「でも、断るのが筋だった」

「妻とは、一回か二回くらいしかイッたことなくてさ…その…相性が良くないというか…でさ。さゆりにばかり、カラダが慣れてたせいか…試しに色々、向こうで遊んでみてたんだけど、口か、手じゃないとイカなくなってしまってさ…20人くらいしたんだけど、3人くらいしかイカなくてさ…」

「え?嘘にしか思えない。帰ってからも全然、変わってないタフっぷりな出方だったよね?」

(あたし…なんちゅう会話してんのよ…御酒が抜け切れてないのかな?)

「だろ?さゆりだと、あぁなれるんだけどな…まっ。その試しの遊びが、何回も見つかっちゃってさ…その上、嫁ではイカないもんだから、子供もできなくてさ」
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