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元セフレの上司が帰ってきた
第3章 縺れる糸達
いいところのお坊っちゃん。というような外見と爽やかさが、印象的な高瀬ショウが、複雑な家庭環境を語っていた

「さゆりさんに迷惑かけてしまって、すみませんでした。起こして連れて帰ります」

(あれ?今…私の名前、言った?なんで?知ってるの?)

「あっ。えぇ。…あの…今…私の名前…呼びました?」


「え?あっ!」

気まずい顔で下を向いている

「なんで、知ってるんですか?」

(前に会ったことないよね…誰かの知り合い?最近、偶然が多いし…あっ…もしかして、ゆうかちゃんの知り合いで…ケイスケのこと気づいてて、尾行とか…?)

「あっ…の。なんか、誰かに、名前で呼ばれてるのを。たまたま、聞こえて…その…綺麗な方が隣に住んでるから、つい…さゆりさんて言うんだ…って印象的で…すみません。ストーカーみたいで気持ち悪いですよね。本当、すみません」

「…あっ。そうでしたか…ならいいんですけど…」

「嫌ですよね?すみません」

「いえ。大丈夫です。」

「本当に?」

「え?(笑)うん」

「じゃ。これからも、さゆりさん。て、呼んでもいいですか?」

「(笑)うん。いいですよ」

(なんか…腑に落ちないんだよな……ま。…いっか…)

「俺のことも、下の名前で呼んでくださいね」

「あっ…(笑)うん」

(なんか…変なかんじ。そんな会うこと滅多にないのに…)

嬉しそうな顔で、ゆあちゃんを抱き抱え、静かに玄関へ向かっていた
ゆあちゃんは、爆睡しており、ショウくんに抱えられてることさえ、きっと知らないまま、朝を向かえるのだろう
ショウくんが、お辞儀をして自宅へ戻っていった

(なんだかな…一日無駄にしたな…)

洗い物をしながら、なんとなく腑に落ちないショウくんの発言を考えていた

(なんか、敏感になりすぎてるんだろうな。リセットしたいな…セフレ全滅…やっぱ、日常に関わる人と割りきりなんて、無理なんだよな…久々に、ナンパされにでも行くかな。サクッと性欲解消みたいな……って、何考えてんだろ…あたし。しばらく無になんなきゃ…)

さっぱりしたくてお風呂に駆け込み、上がりたてのビールに気分爽快と言い聞かせていた。

(明日、パーっと買い物でもいくか!!)

お出掛けプランが立つと、少し気が紛れてビールを飲み干しベッドに直行できる気分に切り替わっていた

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