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元セフレの上司が帰ってきた
第3章 縺れる糸達
ショウくんの家のインターフォンを押すが、お留守のようだった

部屋に戻ろうとすると、上半身裸のショウくんが
慌てて、出てきた

「あっ。ごめんなさい」

「こちらこそ…」

「あっ。あの…お菓子…わざわざ、すみません。御礼言いたくて…寝て…たかな?ごめんね」

「あっ。いえ。大丈夫です。わざわざありがとうございます」

「あっ。じゃ…その…失礼します…」

ぎこちない会話で部屋に戻った

(なに?誰かいたのかも…彼女…とか?って…関係ないか…)

いつもの一人の夜
淡々とお風呂に入り、ビールとタバコをバルコニーで味わっていた

(あ~スッキリしない…ユカにでも電話してみようかな…)

関西に引っ越してしまった親友のユカの電話バンゴウを表示しようとすると、着信履歴が点滅していた

(誰からだろ?あっ。みどり先輩だ…)

慌てて、かけ直すと騒がしい状況の中、電話にでるみどり先輩の声が響いていた

「もしもーし?さゆり?大丈夫?」

「先輩。すみません。大丈夫です。また、かけますね~」

「今、居酒屋にいて~ちょっと待ってて~外へ出るから~」

しばらくすると、クリアな声に変わっていた

「さゆり、風邪なの?大丈夫?」

「あっ。そうなんです。うつすといけないので完治したら、出勤しますね~」

「さゆりさ…本当に風邪なら良いんだけど、なんかあった?」

「え?そんな重い病気じゃないですよ~」

「あんた。熱あったって、這ってでも仕事くるタイプだし」

「今回は、ちょっと拗らせちゃったので…心配かけて、ごめんなさい」

「そう。お医者さんには、行ったの?」

「あっ。はい。」

「心配だわ~。ご飯とかどうしてんの?作りに行こうか?」

「大丈夫です。ちゃんと作って食べてます。本当、ありがとうございます。先輩に、仕事、しわよせいってないですか?」

「あたしのとこ、来てないよ。金子くんがいるから仕事は、大丈夫よ!!本当、お大事にね。なんかあったら、すぐ、電話してきなさいよ」

「はい。ありがとうございます」

(先輩…嘘ついてごめんなさい。言えなくて…ごめんなさい。)

電話を切ると、また、罪悪感に苛まれていた

(明日からやっぱり出勤しようかな…でもな…龍崎さん…な…)

スマホを意味もなくいじっていると、田坂先輩からLINEが届いていた。


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