この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
元セフレの上司が帰ってきた
第3章 縺れる糸達
[大丈夫?少しは、良くなったかな?]

(何て、返そう)

ビールのおかわりを取りに行き、再び、バルコニーで、くつろぎながら、返信の言葉を考えていた

『ねぇ。私って気持ちくない?』

隣のバルコニーから女性の声が聞こえてきた

『んなことねぇ。俺がおかしいんだよ。ごめんな』
(ショウくんの声だ。やっぱ。彼女来てたんだ…悪いことしちゃったな。…てか。こんな、会話、きこえちゃうんだ…すごいな…)

そっと、ビールを持ち、部屋に入った

(隣にいるの知ったら気まずいもんね…大丈夫かな?あれ?あたし…何してたっけ?)

何かをしようとしていたのは、覚えているけど
隣の声で忘れてしまっていて
しばらく、TVをみながらビールを飲んで
ほろ酔い気分に気持ちよくなっていた

(寝ようかな~)

歯磨きをダラダラしているうちに、田坂先輩のLINE返信をしていないことを思い出した

[こんばんは(*´-`*)ノありがとうございます♪大丈夫です]

(良かった~思い出して…え?早っ)

田坂先輩からすぐ、返信がきた

[良かった~明日から出勤?]

[念の為、もう少し休養します]

[そっか…早く良くなりますように]

[ありがとうございます。]

[治ったら、映画観にいかない?]

[はい。いいですね♪]

[やったー!楽しみにしてるね]

[はい。私も楽しみにしてますね♪おやすみなさい]

[お大事に。おやすみ]

(なんか…まだ…疑っちゃうんだよな…)

どっかで全てをリセットしたい感情が強くなる中、お布団に潜り込んで、無理矢理、目を瞑った

気分が優れない朝がまたくる…

機械みたいに代わり映えしない行動順序

日に日にやる気が下がってく

洗濯や、掃除をするものの、すぐに嫌になって横になっては、転た寝ばかりしていた

(あ~~~もう嫌っ)

見慣れた天井の景色にぼ~っとしていた

(明日から仕事行くかな…)

家の中を無意味にウロウロしながら、自分の気持ちを確かめていた

(どうしたら、吹っ切れて元気になれるんだろう…)

ヒントなんてないのを知りながら、スマホをいじってみたり、目を瞑ってみたり、テレビをつけたり
消したり…不安定な行動を繰り返していた

(誰かに話せたら…どれだけ…楽になれるだろうか…でも。こんなこと、言えないよな…)
/90ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ