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元セフレの上司が帰ってきた
第3章 縺れる糸達
さゆり…さゆり…さゆり…………

(あっ!!)

天井の景色のままだった

(夢か…)

脳が疲れているのか、目を瞑ったまま、軽い睡眠をしていた。
夢の中で、何度も龍崎さんが呼んでくれていた気がして、心地良かった温もりを感じていた

(会いたいよ…龍崎さん…)

胸が苦しくてまた寝たふりをした

【ピンポーン♪】

(誰だろ…)

ドアホンを見ると、隣のショウくんが立っていた

「さゆりさん…すみません」

「ううん。ちょっと待ってね」

ドアを開けると、爽やかな笑顔でショウくんが立っていた

「こんにちは。どうしたの?」

「こんにちは。昨日は、すみませんでした」

「こちらこそ…タイミング悪かったみたいで、ごめんね。お菓子まで頂いちゃって…ありがとう。ゆあちゃん、大丈夫だったかな?」

「はい。めっちゃ、さゆりさんと遊びたがってました。本当、助かりました。ありがとうございます」

「わざわざ、ありがとうね。」

「あっ。いえ…さゆりさん、今日、お休みですか?」

「え?…あ…うん」

「良かったら、これ…飲んでください」

大きなスーパーの袋を差し出している

「え?なに?」

「義理の母が送ってきて…かなり多くて、飲むの手伝って頂けたら…と…」

「えー!!こんな高価ビール、こんなに頂けないよ」

「ビール嫌いですか?」

「大好きだけど…悪いわ…」

「あの…俺、ビール苦手だし、あと…話したいことあって…お詫びというか…」

「ん?お詫び?」

「…さゆりさん、お昼食べました?」

「あっ…えーとまだだけど」

「良かったら、なんか、食べません?」

「え?」

「この辺のファミレスとかでもいいんですけど、なんか、買ってきて、俺んちでもいいんですが…」

「…うーん。」

(この大学生…何考えてるかわからない…なんで隣人とご飯?)

「あっ。無理ですよね?すみません。また、タイミングあうときにお詫びさせてください」

「お詫びって?」

「いや…ここでは…ちょっと…」

「ん?なになに~(笑)」

ショウくんが辺りを見回したり、監視カメラの位置を確認したりしている

「また、出直します」

「あっ。じゃ。コンビニに買い物行かない?」

「あー!それいいですね!!」

(なんか、よくわかんないけど、コンビニまでならいいか…)
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