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元セフレの上司が帰ってきた
第3章 縺れる糸達
「ナイスアイデアだったね。」

ゆうかちゃんは、また車に乗り込んでいた

(私に気づいてないといいけど…)

背の高いショウくんの影に隠れながら歩いていた

「さゆりさんの知り合いの彼女さんじゃないと良いんですが…」

「うん…心配だな…」

(ケイスケに言った方が良いかな…どうしよう…)

「言っておいた方がいいですよ」

コンビニのドアを押す様子が、忠告に念をおしているように聞こえた

お昼ご飯を選びながら、店内をぐるぐる廻っていると、ショウくんが微笑んでいた

「(笑)なに~?」

「いや。さゆりさんて、可愛いなと思って」

「大人をからかって、おごってもらおうとしてるでしょ?」

「いや。そんな…違いますよ。」

「きゃは。何にしたの?」

「弁当とカップラーメン」

「あ~。たまには、カップラーメンもいいかな」

心なしか家で引きこもっているより、テンションがあがり、お菓子やデザートもカゴにいれて、これからプチパーティでもするような勢いで買い物をしていた

コンビニを出ると、あの車も、ゆうかちゃんも居ないことに、ホッとしていた

「ねぇ。ショウくん。何を話そうとしてくれてたの?」

「…あの……本当にごめんなさい」

急に立ち止まって90度に頭を下げている

「え?ショウくん?」

「たまたま、バルコニーのところから、さゆりさんの姿と声が聞こえて、男の人が『さゆり』って呼んで…それで、下の名前、知りました。嘘ついてて、言えなくてごめんなさい」

「へ?そんなこと?(笑)ちょっと、頭、あげてよ」

「許して頂けるんですか?」

ショウくんは、頭を下げたまま、会話を続けてる

「そんなに謝ること?(笑)あっ!昨日、たまたま、私もバルコニーで寛いでたらね。ショウくんのバルコニーから、会話聞こえて…意外と筒抜けなんだね(笑)すぐ、部屋に入ったから、内容は、そんなに聞いてないからね」

「良かったー!!口聞いてもらえなくなるかと…思ってましたー!!本当に良かった~。ありがとうございます」

「大袈裟だよ(笑)いいって…」

「良かった~。あっ。因みに昨日、俺らの会話、何、聞こえました?」

(気持ちくない?とか…なんとか…言えないし)

「え~。覚えてないな…はっきり言葉が聞こえたわけじゃなくて~」

「本当ですか?」

「…うん。謝りあってたような…」



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