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妄想シンドローム
第5章 恋のイベント発生!?




 それに構わず、総一はグチュリと指を回す。


「ゃあぁぁ――!」


 青い双眸を瞠って、ルルは甲高く鳴く。


「ソーイチ……、あっ、あぁんっ」


 ルルの甘ったるい反応から察するに、痛みはないようで。


 まだかまだかと訴える欲望を下半身で感じつつ、総一はルルを極まりへと導くように弱点を擦っては抉り、軽く叩くようにしては擦る。


「いゃあ……、くるの……っ、ルル……お空に昇っちゃう……っ」


 ルルの太腿が痙攣して、足のつま先を丸め、一際強く総一の指を蜜壁は締め付けて、ルルは絶頂へと駆け上った。


 ルルが強張った肢体を弛緩させて、ベッドでぐったりとしている間も、総一は内部の柔らかさや熱さを愉しむように、ゆるゆると動かす。


 ルルからは喘ぎとも溜め息ともとれる声が漏れた。


 ようやく指を引き抜いた総一は下着を脱ぎ去ると、ルルに覆いかぶさる。


「……ルル、ひとつになっていい?」


 濡れる小さな唇に自らのそれを寄せて囁く。


 艶めく彼女の顔に微かな笑みが浮かぶ。


「うん……。ルル、ソーイチとこーびしたい」


「うん、僕も。……でもルル。交尾じゃなくて、僕らは愛し合うんだよ」


 白い髪を撫でて、耳をそっと擽ると、ルルはふにゃりと顔を緩める。






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