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妄想シンドローム
第5章 恋のイベント発生!?
「ルルとソーイチ愛し合う」
彼女が言葉の意味を理解したか定かではないが、彼女の言に幸福が胸を満たしていくのを感じていた。
ルルがどこの誰だっていい。種族が違ったっていい。
彼女を好きだと自覚したそばから、彼女がいない世界は考えられなくなるほど愛する気持ちが溢れてきているのだ。もう躊躇うことはない。
裸になった己だって、ただの獣じゃないか。彼女と何が違うというのか。
これまでルルへの想いに目を背けてきた自分が馬鹿らしく思えるほど、総一は目の前の人の形をした美しい獣しか頭になくなった。
総一はルルの白くて細い脚を抱え、潤む脚のつけ根に己の主張をひたりとつける。
先端に感じる熱くて濡れる柔らかな場所。息が止まりそうな興奮を覚えつつ、腰を進める。
「あ……、ソーイチの……ルルの中に」
熱が集中する肉の塊から、ゾワゾワと快感が広がる。と同時に、狭くて弾力のある膣壁が彼女の処女を教えていて、快感に痛みが伴うものの安堵した。
ルルの大胆な誘惑に、彼女は処女ではないのではと疑ったからだ。テトの登場で疑惑は一層深まり、言い知れぬ嫉妬に身が焼かれそうだった。
ルルの純潔を自分が奪っている。この無垢な身体を自分が拓いている。
そう思うと今度は言い知れぬ優越感が込み上げてきた。
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