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妄想シンドローム
第1章 彼女が○○を目指した理由〈ワケ〉



 唾液まみれになったピンと張り詰める乳首はてらてらと光り、一層瑞々しさが増す。


 そこを食べるような仕草で、男は前歯で噛んで舌で何度も弾いた。


「きもち……気持ちいいのっ!」


 絶え間なく響く穂奈美の嬌声。


 乳首でこれだけ感じるのなら、果汁が溢れるそこを可愛がったらどうなるのだ。


 不意に男の欲望に満ちた脳裏に、そんな考えが過り、男は自らの肩に菜穂子の脚を乗せた。


 穂奈美の性癖なのか、それともこだわりなのか。大きく開いた脚のつけ根には茂みはなく、ツルツルの女陰が男の視界に入る。


「いや……、恥ずかしい……」


 言葉とは裏腹に、穂奈美の顔には期待の色に染まる。


「恥ずかしいのも好きなんだろ? こんなに濡らして。ああ、垂れてきた」


「うう……」


「どこから舐められたいんだ? クリトリスか? おまんこか?」


「そんなこと言えないよぉ……」


「言えるだろ? ほら、その可愛い口で言ってみなさい。そうしたら好きなだけ舐めてやるぞ」


 好きなだけ――。その言葉に、穂奈美の喉がこくりと上下した。


「ク……クリを……」


「ん? よく聞こえないなぁ」


「……っ! ……クリトリス舐めてください!」


 恥ずかしい言葉を言わされた穂奈美の女陰から果汁がドッと溢れ、それを余さず啜ろうと男の分厚い唇が覆った。







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